また年末年始のおせち問題のようなものかと思いきや、ちょっと事情が違うようでして・・・

飲食店が突然のクーポン利用中止「グルーポンを継続すると存続が危ぶまれる状態に陥る」

なにかと世間を騒がせているクーポンサイト『グルーポン』。いろいろと問題視されているものの、通常価格よりもかなり安く料理やサービスが購入できるため、人気クーポンはすぐに売切れてしまうという大盛況ぶりです。
そんな『グルーポン』で、新たに問題が発生したようです。『グルーポン』で1000円の商品を500円で販売していた飲食店『たいやき鯛勝』が、クーポンの取り扱いをいきなり中止したのです。この店のスタッフは、「グルーポンを継続することは当店の宣伝、リピーターの獲得どころか、存続さえ危ぶまれる状態に陥ってしまう」と苦悩を語っています。以下は、『たいやき鯛勝』が公式サイトに掲載したクーポン中止の告知文です。
」 

<グルーポンのクーポンに関してのお知らせ>2011年02月15日(火) 12時46分

誠に申し訳ありませんが、本日をもちましてグルーポンから発行されたクーポンは、使用を中止させて頂くことになりました。返金、苦情等の問い合わせはグルーポンへご連絡ください。お客様に大変ご迷惑をおかけします。当店のたいやきを楽しみにして頂いたお客様に心からお詫び申し上げます。

<グルーポンのクーポン中止の経緯>2011年02月16日(水) 20時26分49秒

お客様には大変迷惑をお掛けしております。遅くなりましたが、ご説明させて頂きます。12月の半ば頃に営業の方がいらして話を聞きました。当初の話では1月にグルーポンの掲載を予定しておりました。しかし12月26日の前日に電話をもらい急遽掲載が決まりました。お陰様でクーポンは1700枚売れました。平日、土日共にたくさんのお客様にご来店頂きました。事件の発端はクーポンの偽造から始まりました。その後のグルーポンの対応が遅く、よくありませんでした。料金の支払いについても当店は大企業とは違い、個人経営の小さなお店なので正直厳しいのが実状でした。このまま6月までグルーポンを継続することは当店の宣伝、リピーターの獲得どころか、存続さえ危ぶまれる状態に陥ってしまうと判断し、今回の中止という苦渋の決断をしました。これから非難や中傷を受けることも覚悟の上です。まだまだ未熟者ですがこれからも精一杯頑張りますので、どうか応援宜しくお願いします。・・・」 

おせちの問題と異なるのは、

・経営者の度重なる対応ミス、ではなく、恐らく「グルーポン側の姿勢」や「グルーポン側の無理な営業」に問題があったであろうこと。

です。

もちろん、店主側に落ち度が全く無いというわけではありません。
「当店では難しいと思います」とキッパリ断れば良かったのに、
と普通の人は考え、商店主側の落ち度をも責めるのでしょう。

しかしちょっと待ってください?

マルチ商法やSF商法の営業勧誘員から、強引に・心理的圧迫手法で営業され、契約してしまった人って落ち度がありますか?

プロの手に掛かれば、素直な人ほど(朴訥な・人の良い商店主も然り)簡単に押し切られてしまうでしょう。

この件に関しては「グルーポン側の責任がほぼ100%」と私は断言します。