ICT徒然草・・・デジタル四方山ばなし

ict86(ICT野郎)です。 日々、気になるICT(情報・ネットワーク)系の出来事をピックアップし、 ゆるゆると切り込んでいきます。

2011年03月

311に役立ったもの、それはTwitter

皆様ご無沙汰しております。

今回の東北地方太平洋沖地震で被災された方々へ、心よりお見舞い申し上げます。

前回の更新時には、まさか日本がこのような事態になるとは思っても見ませんでした。
私は中日本に住んでおりますので、直接的な被害は無かったものの、実家のある千葉や友人が多数いる東北では、近来稀に見る災害でありました。

諸所の事情(バックアップ作業等のため)で、更新が滞っていたことをお詫び申し上げます。

さて、その震災時において、私も大いに活用したのがTwitterです。

携帯電話や携帯メールすら繋がらなくなった関東でも、ネットの機能は制限されておらず、帰宅難民になった方の現在地を知らせてもらい交通情報や一時避難場所情報を、夜っぴて流すことができました。

そんなTwitterの耐災害性についてまとめてある記事です。

「携帯ダメでもツイッター大丈夫」 大震災でネットの強さが判明』 

東北関東大震災の発生を受け、「ネットの強さ」が存在感を見せている。携帯電話ほとんどつながらなくなり、携帯電話のメールも大幅に遅延したのに対して、ツイッターやウェブサイトへの接続は「健在」。単なる「口コミ」にとどまらない、災害情報を伝えるメディアとしての力が浮き彫りになった。
   携帯電話の回線は、容量を超える通信が発生すると、輻輳(ふくそう)と呼ばれる状態になり、本来は行えるはずの通話や通信で出来なくなってしまうことがある。
」 

このことから、携帯電話大手3社は地震直後から発信規制を実施。一時期は、規制率は最高で90%にも達した。つまり、10回発信しようとしても、9回はできなくなったわけだ。同時に、携帯電話のメールも遅延が目立ち、中には届くまでに数時間かかることもあった。

   対照的に、比較的通常通りだったのがネット環境だ。元々、インターネットは「どこかが切断されても、別のルートを迂回して通信できる」という思想で、軍事技術として活用することを念頭に開発された経緯がある。

   携帯電話経由のネット接続では、通信速度が低下したり、つながりにくくなるケースもあったものの、「電話やメールはダメだが、ミクシィ(mixi)やツイッターはつながった」というケースが多かったのは確かだ。・・・」 

ホリエモンも、寝ずに震災関連情報を拡散していました。こういうところに実は人間性って現れるのかな、とふと思ってみたり・・・ 

Gmailにメール自動分類機能が出来たのはいいけど、それよりGoogleドキュメントをなんとかしてよ

スマートラベルは賢い―Gmailに高度なメール自動分類機能

昨年8月、Gmailは優先トレイ(Priority Inbox)を発表した。この機能はメール洪水をさばくのに非常に有効だと判明している。メールの重要性を自動的に判断して優先トレイに表示するこの機能はまだ完全とはいえないが、ユーザーが受信トレイを眺める時間を平均15%も削減したといわれる。
「優先トレイ」が有効だったことは疑いないが、Gmailチームはさらなるメール洪水対策を打ち出してきた。今日発表された最新の武器はスマートラベル(SmartLabels)だ。Labsでこの機能を有効にすると、Gmailは自動的に受信メールの内容を判別してBulk〔一括〕、Notifications〔通知〕、Forums〔フォーラム〕などに分類し、それぞれに対応した処理をする。・・・


どんどんGmailを進化させるのは良いことだと思うし、更にスパム排除機能を高めて欲しい、とは思いますが、今日の本題は実を言うとGoogleドキュメントについてなんです。

Googleグループでのファイル共有機能が削除されつつある今(現時点では過去のファイルを見ることは可能)、 Google先生の無料機能でファイル共有できるのはGoogleドキュメントしかありません。
(画像はPicasaでできますけど)

このドキュメントが曲者で、時々挙動不審になり英語サイトに飛ばされるわ、共有者の認証が電話になってるわ、となんかチグハグで非常に使いにくいんですよね。

できればGoogleグループにちゃんとファイル共有機能を仕込んでいただければ良い話なんですけどね~・・・・

いかがですか?Googleさん。 

今日は散策・・・メモリを買い増した(誤字ではありません

本日は何故か早起きしてしまったので、車で遠出ドライブするか、引き篭もって溜まった映画や本を片付けようか迷いましたが、中庸が好きな私は名古屋のアキバ&渋谷&浅草と言われる大須へ繰り出しました。

私が常用しているPC:AcerAspire5602のご機嫌がちょっとナナメなので、メモリでも奢ってやろうと・・・ついでに、あまり使わない仕事場のサブ機DELL Inspiron1501 にも、お金の余裕があれば、と・・・

大体バルクのメモリが置いてある店と言えば(中古含む)、ドスパラ・TWOTOP・インバース・ツクモ・コムロードあたりでしょうか。

DDR2-5300以上のSO-DIMM・1GBを数枚必要なんだよねー、と言う顔をつくり各店を巡ります。 
総合的に一番安そうなのはツクモ、でも在庫欠品多し。

TWOTOPはHDDが安いのに、メモリは期待はずれ。

インバースは中古ばかりですから、日曜日はダメですねw

結局、ドスパラでDDR2-6400(PC800)1GBを二枚@¥1,880で購入し、コムロードで中古DDR2-5300(PC667)1GBを一枚@¥1,180 購入。

在庫さえあれば、ツクモの1GB新品¥1,580を買い占める所でしたが・・・やっぱりショップを襲うのは、週末向け在庫が潤沢な金曜日が良さそうですね。
混んでる&おのぼりさん多&素人さん多→店員が超忙しくなる日曜日はやっぱり避けましょうそうしましょう。 

2駅歩いて腹を減らし、サワデーすみよしにてカオマンガイランチを食し、2駅分を凌駕するオーバーカロリーになってしまいました。

と、今日は休日モードで終了です。徒然草ですからつらつらと・・・

★追伸:AspireはCoreDuo1.66&XPですが、さすが2GBの威力、無茶苦茶快適になりました。Inspironも1.5GBに上げたのですがイマイチ体感できず・・・
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ICT企業の栄枯盛衰・たられば物語~あのときAppleを買収していれば・・・

巷ではiPad2やなんやら、Appleのニュース(それと京大入試事件ですか)で一杯です。

そんな中、Apple買収たられば物語なぞ。

あのときAppleを買収していたら――マクニーリー元CEO、Sunの過去を語る」 

Sunの元CEOであるスコット・マクニーリー氏はあるディナーイベントで、合意直前までいったAppleの買収や、同氏の“最大の過ち”について語った。

1990年代半ばに米Sun Microsystemsが米Appleを買収できていたとしたら、今日、iPhone、iPad、iPodが存在していただろうか。
この疑問に対して、Sunのスコット・マクニーリー元CEOは「ノー」と答える。「もしわれわれがAppleを買収していたら、iPodもiPadも存在しなかっただろう。私がそんな計画をつぶしてしまっただろう」――2月24日(現地時間)にカリフォルニア州にあるサンタクララ・コンベンションセンターのChurchill Clubで開かれたディナーイベントにおいて、マクニーリー氏はSunのもう1人の元幹部、エド・ザンダー氏との対話でそう打ち明けた。・・・

マクニーリー氏によると、クラウドコンピューティングのコンセプトを考え出し、その基本要素を開発したのはSunだという。・・・

マクニーリー氏はさらに、自身が犯した最大の過ちは、SunのサーバをIntelプロセッサアーキテクチャに移行させるのが遅れたことだと認めた。・・・

もしわれわれがIntelのPentiumチップをいち早く採用し、1CPUあるいは2CPU搭載ピザボックス型マシンにSolarisを組み込んで発売していれば、Linuxが出る幕はなかっただろう。そうすればわれわれは2000年以後の新たな波に乗り、新興企業各社もこぞってわれわれの製品を利用していただろう・・・


たられば話は、時にうざったいものですが、自戒を込めて当時のトップが話すと含蓄のある言葉になるから不思議です。

90年代のSun micro systems は間違いなく、みんなの憧れとなるCoolな会社でした。
私も未だにSunの20インチブラウン管UXGAモニタを、普通のPCに繋いで使っています。

しかし、CoolなままHotに成れず、ワークステーション・OS会社はOracleというDBエンジンの会社に吸収されてしまいました。

Javaという遺産を市場に残して・・・ 

第三者化→当事者化の流れは止められない

マスメディア、特にテレビなどの放送では、視聴者が第三者化していき、ソーシャルメディアに参加する人は当事者化していく、という論調ですね。

ネットワーク:::ソーシャルメディア:::当事者たち

が政変をも起こしうる(いや実際に起こってますね)という時代になったことを我々は喜ぶべきでしょうか。

Twitterはもはやマイクロブログサービスではない - Twitter CEO語る

・・・Costolo氏はTV番組の例も挙げる。「Xfactor」「Glee」など欧米の人気TV番組は放映中、それに関するツイートが急増するという。特にコマーシャル中に増え、番組が終わると元に戻ることから、リアルタイムでTV番組を観て感想など体験を共有しているのだろうとCostolo氏は言う。「Twitterは第2の画面になっている」

それ以外でも、日本では2011年の元旦を迎えてすぐ、1秒6,000件の"あけおめ"ツイートが書き込まれたことも報告した。

これらが示すことは、人々が再び、体験共有のためにTV番組などのイベントにリアルタイムで参加するようになったことだ。これは、DVRなどの登場により同じ時間にTVを観なくなったといわれていたちょっと前の流れからは、「とても想像できないこと」とCostolo氏は言う。

チュニジア、エジプトなど中東地区での政変でTwitterやFacebookが重要な役割を果たしたといわれていることに対しては、「われわれが果たした役割にフォーカスすると、地域の人々が成し遂げたことへの評価を減ずる」と述べた。エジプト政府のネット遮断については、「水を求めるのと同じ。遮断されても、人々は他の方法を探し出した」と述べた。


ソーシャルメディアが人々の意見を収束させる力を持つ一方、忘れてならないのは、ますますデジタルディバイド→ソーシャルディバイド化が進んでいるのではないか? ということです。

どの年代層にも、それぞれある程度の比率で情報格差が広がっているように、ソーシャル的格差も実は厳然と存在しているのでは、と思っています。

ちょっと真面目な話もしてみましたw 
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